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簡易ソーラーシステム8年目の話

Nogi1  我が家「野木の家」にオリジナルの簡易ソーラーシステムと共にアクアレイヤーヒーティングシステムが導入されて8年余りが経つ。セットで一つのシステムとなっているのでそれぞれが単独ではどれほどの効果があるのかを判断するのは難しいのだが昨年の暮は秋口からずっとアクアレイヤーの電源を入れずに簡易ソーラーのみで過ごして見た結果の話。

 簡易ソーラーのみの場合を体感する為と言えば聞こえがいいのだが実際のところエコ生活を兼ねて経費節減が目的である。どちらかと言えばこちらが主か(^_^;) 昨年の暮は天気の良い日が多かった。日中は窓から直接入る日差し(ダイレクトゲイン)だけで十分なほど暖かく当然ながら暖房は不要だ。(ダイレクトゲインを最大限有効活用するように設計している)簡易ソーラーも棟の集熱ダクトの温度が20℃を超えれば内気循環モードから自動的に外気取り入れモードに切り替わり集熱空気を床下に送り込む。直接入る日差しの効果が大きいのでソーラーとして取り入れた集熱空気がどれほど効果を出しているのかは体感的には判断が出来ないが一切の暖房なしに20℃前後の室温にはなる。ただし日が陰ると室温は徐々に下がり始め無暖房の場合は15~16℃近くまで室温は下ってしまうがそれ以外に何の補助もなしで(パッシブで)この温度を維持できる程度が簡易ソーラーの評価というところか。こたつだけでも我慢できなくはない温度ではあるがこたつから出るのが億劫になるのでエアコンを入れて18℃程度まで室温を上げて過ごした。

 年が明けてようやくアクアレイヤーシステムの電源を入れた。深夜電力(PM11:00から翌朝AM7:00まで)を使う夜間蓄熱タイプのものだ。さすがに1晩では設定温度までアクアレイヤー(水を入れた袋、90mmの高さがある)の湯温が上がらず朝起きても本来の特徴である床のほんのりした温かさがあまり感じられない。(この時の湯温で26℃)3日目でようやく33℃あたりまで温度が上がってきた。これくらいになるとほんのりとした温かさが感じられる。こたつは電源を入れなくても床からの放熱で自然に暖まっている。寒がりでなければこれでも十分だろう。天気の良い日はダイレクトゲインだけで十分に温かいのでアクアレイヤーの温かさわからなくなってしまうのだが日が陰ってからは大きく違ってくる。夜になっても室温はほとんど下がらず深夜電力の電源の入るPM11:00頃まで18℃程度(この時のアクアレイヤーの湯温は24~25℃程度)を保ちつづけ暖かいとまでは言わなくても寒くはない室温を維持している。室温を高くして暖をとるのではなく一定温度で維持するタイプの蓄熱型のじっくりとした温熱環境が実感できた。アクアレイヤーに関してはボイラーやポンプなどの可動部分がないので将来にわたって耐久性などの不安が少ない所もメリットと言えるだろう。

写真は野木の家の1階居間(但しこれは夏、冬はこたつが出ている)左側の白い円柱が簡易ソーラーの縦ダクト。棟ダクトで集熱した空気を1階床下まで送る。桧の床板の下にはイゼナのアクアレイヤーの水の入った90mm厚の袋が敷かれている。

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