ちょっとそこまで

ネモフィラを見に行く

Nemo2_2 Nemo1  長かった5月の連休も終わりを迎えた方も多いと思うが私の方は連休中はずっと仕事(と言えばいかにも仕事に追われているようで聞こえが良いが仕事の締めがたまたま連休に掛かってしまっただけのこと)今週末でようやく一段落を向えた。いまさら連休ではないが連休気分の残っているうちに車検の迫っている愛車シビックを駆って少し遠出のドライブ。ETCもナビもないので一般道の50号線をひたすら水戸方面へ向かう。我が栃木県、山は多いが海なし県。たまには潮風に吹かれて海辺のドライブとひたち海浜公園で見られると言うネモフィラの花を見に行くことにした。

 休日だが渋滞もなく思ったよりスムーズに走れる。高速道路なら今頃は渋滞の中だろうと考えてしまうのはETCを持たない者のひがみか。大洗、ひたちなか(旧那珂湊)阿字ヶ浦の海岸沿いを走る。好天に恵まれたこともあるのだろうか大洗のサンビーチではサーファーと潮干狩りの家族づれで結構賑わっていた。那珂湊方面に来た時のいつものコースで那珂湊漁港の市場に立ち寄る。今回はホタテと小ぶりのカレイを買う。(ホタテは10枚で800円、カレイは14匹で500円)氷も貰って早速クーラーボックスへ。(我が家ではドライブにクーラーボックスは必需品いつもトランクに入れてある)

 寄り道をしつつでも昼前には阿字ヶ浦にあるひたち海浜公園に到着。ここへ来るのは何年ぶりだろうか。以前にきた時は子供が小さかったせいもあるが遊園地の方ばかりで広い公園内をゆっくり見る事はなかったが今回はここで見られると言うネモフィラの花が目的だ。ネモフィラの花は広い公園内の奥の方、海が望めるみはらしの丘と言う所で見られるようだ。園内は緑豊かで綺麗に整備されており歩いていても気持ちが良い。ほどなくブルーに彩られたみはらしの丘が見えてくる。小高い丘一面に小ぶりなブルーのネモフィラの花が咲いていた。丘と言ってもそれほど高いわけでもなく斜面をジグザグに通路が用意されていてお年寄りでも結構多くの方が歩いている。久しぶりの休日は好天の青空とブルーのネモフィラで青く染まり気持ちの良い1日を過ごすことが出来た。今日1日に感謝。

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古峯(ふるみね)神社へ

Furumine2 Furumine1  1月も松の内を過ぎそうそう正月気分には浸ってはいられない所。そんな矢先に仕事の方が先方の連絡待ちの状況になってしまった。今日は天気も良いし暖かだ。午後からの遅いスタートだが気分転換にちょっとそこまで出かける事にした。行き先は比較的近場でたまたま寄ったのだが良いところだったと話に聞いていた鹿沼市にある古峯神社を思い出し初詣ではないが1月だしちょっと見てくるかと言う事になった。我が家のある野木からは栃木市を経由し国道293号線で鹿沼市に入る。市内の村井町を左折してしばらく走ると古峯神社への案内看板が見つかった。かなり大きな目立つ看板なのでそれなりに訪れる人も多いのだろう。但しここからまだ25kmも先とのこと。鹿沼市と言う事になってはいるがほとんど日光の近くのようだ。比較的穏やかなカーブの山道を走ること30分あまり大きな鳥居が出迎えてくれる。一の大鳥居と言うのだそうだが神社へのゲートのようだ。さらに数キロ走った先が目的地の古峯神社だ。日光も近くの山道ということもあってか道の両脇に若干の残雪が残っている。天気の良い日でよかった。さらにいくつかの鳥居をくぐり石段を登った上に神社の本殿がある。さすがに参拝に来る人は誰も見当たらない。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祭っているそうだが朱塗ではない素地のままの木と茅葺の屋根の社殿は素朴だが品の良さを感じる。様式(東照宮に見られる権現造のような唐破風の社殿)こそ違うが材料の使い方は伊勢神宮の社殿に通じるものがあり素朴な美しさを感じた。ここは神社とともに古峯園(こほうえんと読むそうだ)という見事な庭園もあるのだが残念ながら門が閉まっていた。春か紅葉の時期に来ることにしよう。午後も3時を過ぎるとさすがに寒さを感じるようになってきたのでそろそろ帰途につく。

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紅葉にはちょっと遅すぎだけど那須へ

Nasu1 Nasu2  もう12月。昨日は雲ひとつない青空、家にこもっているのがもったいなくなるような天気。どこかに行きたくなる。急ぎの仕事もないのでちょうど休みの家内と久しぶりにドライブに出かけてしまった。(これは自営業のいいところ、でも仕事が入れば土曜、日曜もないが)特に目的地はないのだがとりあえず4号線を北へ。どこへ行こうか?紅葉にはもう遅いだろうがしばらく行ってない那須にでも行こうかと言う事でひたすら4号線を北上。そう言えば最近、那須塩原にアウトレットモールが出来たようだ。特に買い物がある訳ではないがどんな所か見てみよう。(アウトレットならもっと近くの佐野にもあるけれど佐野は何度も行っているし)場所は調べていないけど行けばなんとかなるだろうと車を走らせる。途中で4号線を左折し塩原方面へ向かったつもりだがどうも曲がる道を間違ったみたい。何となく雰囲気が違う。どうしようかと思いつつ走っていたらアウトレットの看板を発見。「おー、助かったー」工業団地を抜け林間コースの道をひた走っていると前方にそれらしき建物が見える。前を走る車もどうやら同じ所へ向かっているようだ。後をついて行く。進入路からほど近いところに駐車場はあるのだが前方を走る車はそこを通過。よくわからんがとにかく後をついて行く。敷地をほとんど1周するようにして建物に1番近いと思われる駐車場についた。どうやら経験者らしい。駐車場も平日とあってガラガラ。どこでも停められる。
 建物やモールなど佐野のアウトレットとは少し違うが全体としては似たようなまとめ方。一番違うのは自然環境だ。那須高原の中とあって近くに山が見えるし緑も多い。空は真っ青12月にしては温かいし買い物客で結構にぎわっていた。建築的にそれらしい形にはなっているが佐野と同じようにスーパーマーケットに毛の生えた程度のまとめ方で特に見るべきものはない。ロケーションはかなりいい。安っぽい感じではあるがモールもまあまあの雰囲気は出ている。ぶらぶらとショッピングで歩いていても気持ちいい。なんだかんだ言いながら2時間近くを過ごしてしまった。遅い出発だったのでもう2時近くなってしまった。アウトレットを後にして那須街道へ向かう。那須もだいたい行く所は決まってしまうのだが街道沿いのお店2、3軒に立ち寄より温泉街へ。鹿の湯の近くに無料の足湯があるのでそこで足湯につかり一休み。3時近くなると日も陰り結構寒くなる。12月は日が落ちるのも早いので我々も早めの帰途へ。

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久々に横浜へ

081123_144334_2  次女の学園祭を見に行くためにJR線を利用して久々に都内に出た。栃木に住んでいると都内まで出かける事はほとんど無い。日曜なので区間内は乗降り自由のホリデーパスを利用する。これは利用できる範囲が結構広くて西では鎌倉の先、久里浜まで使えるようだ。せっかく都内まで出たのだからと学園祭は次女が出ている午前中のイベント見学までで切り上げホリデーパスを利用し少し足を延ばして横浜をぶらつくことにした。
 桜木町で下車し、まずはランドマークタワーへ。横浜へは何度も行っているのだが通り過ぎるだけでここへは一度も来たことはなかった。1000円の入場券を買って69階にあるスカイガーデンに上る。連休の中日とあって大勢の観光客で賑わっていた。好天に恵まれ眺望はすこぶる良い。都内や富士山などもはっきりと見える。ここでは1時間位過ごしてから石川町へ向った。   

 

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 元町のショッピングストリートを歩くのも何年ぶりだろう?買い物客で賑わう歩行者天国のストリートから外れ、坂を登って外人墓地や西洋館のある静かな通りへ行くことにした。賑やかな場所もそれはそれでいいが散歩を楽しむのならやはりこちらの方が落ち着く。港の見える丘公園から西洋館の立ち並ぶ通りを歩いた。途中にあるエリスマン邸は無料で見学できる。レーモンドの設計だそうだがここはいかにも西洋館念とした建物だ。喫茶室もあるのでここで香り高いコーヒーを飲みながら一休みしたかったのだが午後も4時を廻ってしまい喫茶室は店じまいだった。残念だが見学とコーヒーの香りのみで我慢。山下公園まで足を延ばすと横浜トリエンナーレ関連の企画らしいがアーティストの日比野克彦氏とそのグループたちが段ボールの船を造っていた。すでに5時近くなっていたので今日の製作はほぼ終わりのようだったが日比野氏本人を見る事が出来た。時間も5時を廻りさすがに暗くなってきたので中華街に入って夕食をとる。連休のせいだろうか、すごい人出でこの街にあっては世間の不景気風は感じられないほどの活気があった。人ごみを抜け関内からJR線に乗り湘南新宿ラインで帰途へ。

写真上 スカイガーデンからの眺め

写真下 山手資料館

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袋田の滝へ

Fukuroda1 いわむらかずお絵本の丘美術館を出発したのは午後2時半を過ぎてしまった。いよいよ最終目的地の袋田の滝に向かう。馬頭から先はまだ行った事がないので美術館から大子町に向かう461号線を探すのに手間取ってしまい到着まで1時間あまりかかってしまった。連休の最終日とあってかなりの人出で無料駐車場は残念ながら一杯だ。有料の分だけ滝の近くにある駐車場に車を入れる。滝から流れる川沿いの道は神社の参道のような感じでお店が並んでおり大勢の人で賑わっている。滝の観望は袋田の滝トンネルを通って行くことになる。新しい観望台が出来ているようだがそこへ向かうエレベータは30分待ちの行列が出来ていた。従来からある観望台へはトンネルからすぐにアプローチできるので今回はそこから見学することにした。 

 日本の三大名瀑のひとつとあってさすがにみごとな眺めだ。私の住む栃木県には日光市に落差を誇る華厳の滝があるがそれとは違った見事さだ。紅葉にはまだ早いのが少し残念。より上方から眺められる新観望台へは次回の楽しみとして吊橋に移動してそこからの眺めを楽しむことにした。人が歩くたびに揺れるので眺望と怖さの両方が楽しめる。小腹も空いてきたので道沿いのお店で味噌味の芋串を買った。味は悪くないのだが少し冷めていてこれは外れ。日も短くなって来ているので暗くならない内にと滝を後にする。あちこち寄り道をしながらのドライブだったのでかなりの走行距離となったが渋滞には合わず順調にこなすことが出来、快い疲れを感じながら帰途についた。

写真上 吊橋手前付近からの眺め

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いわむらかずお絵本の丘美術館へ

Iwamura1  益子には見学やら買い物やらで結局2時間くらいかかってしまった。これから那須烏山経由で馬頭へ向かうがお昼休憩がてら那須烏山市内にある和紙会館を見学した。以前病院だった建物を改装した古い建物なので外観はあまりぱっとしないが和紙を使ったグットデザインの照明器具や小物などが展示販売されている。ここは以前に訪れたこともあり、さっと見学して馬頭に向かう。(現在は合併により那珂川町に町名変更)馬頭には隈研吾の設計した広重美術館もあるが既に見学済みなので同じく同町にある「いわむらかずお絵本の丘美術館」に立ち寄る事にした。

山の中腹の少しわかりにくい所なのでそんなに来館者などいないだろうと思っていたが子供連れの若い家族たちで結構にぎわっていた。おなじみの14匹のかわいいねずみたちの原画(だと思うが)が展示されており子供たちには人気のようだ。

Iwamura2私の方は職業柄、建物の方に目が行ってしまう。設計者は建築家の野沢正光氏でOMソーラーシステムが組み込まれている。小屋組みや内装も無垢の木で仕上げられており14匹のねずみたちも喜びそうなやさしい空間だ。売店を併設し休憩所ともなっている食堂からは那珂川や町が一望できる。ロケーションも含めいわむら氏の絵本の世界がそのまま実現したような美術館であった。そうそう、帰りがけにいわむら氏本人に会えた。と言ってもすれ違いに会釈を交わしただけだがちょっとうれしい一瞬であった。 つづく

写真上 アプローチより見る

写真下 食堂の外部テラスからの眺望

 

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益子陶芸メッセへ

Mashiko0  10月も半ばを迎え紅葉のニュースも大分耳に入るようになってきた。私の住む栃木県には那須や奥日光など紅葉のメッカもあるのだがシーズンはどこも大渋滞に嵌まるのは必至。そんな中、渋滞を避け時期的に紅葉はまだ早いかもしれないが益子、馬頭を経由して茨城県大子町にある袋田の滝を見に行くことにした。途中二宮町にある道の駅で小休止、益子には10時前についてしまった。焼き物や陶器市で有名な益子だが共販センターに車を置いてまだ人通りの少ない街を散策。メインストリートは街並みも整備されかなり観光地化されている。時間が早いので店もまだ準備中という風情だが共販センターからほど近い小高い丘の上にある陶芸メッセまで少し歩いてみた。ここには陶芸家として有名な濱田庄司の母屋としていた古民家が移築されており見学できる。氏はこれ以外にも県内外から長屋門や蔵など移築していたようでそれらは同町内の益子参考館として作陶の作品とともに一般公開されている。

Mashiko1  古民家と言うと現在は記念館のような場所でしかお目にかかることは少なくなってしまったが氏はこのような古民家を自らの住まいとし作陶の場所として生活しておられた。美を追求する氏のこれらの古民家に対する愛情と確かな目を感じる。私の住む栃木県内の農家でも新築した母屋(多くは昭和の時代)と昔のままの納屋や作業小屋が同じ敷地内に併存している場合が多くあるが20年以上を経た昭和の母屋とさらに昔からあった古民家風の納屋のどちらが美しいかを問われれば迷うことなく納屋の方が美しいと言える。現代において建て主も作り手も新しく便利で快適な生活を求める一方で昔から継承されてきた大切なものを失っていると強く感じている。目を覚まし目を開き昔と今とどちらが美しいかあなたの住む街を見て欲しい。

つづく

上写真 陶芸メッセの入り口(このほかに2ヵ所ある)

下写真 移築されている母屋

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畑のパルテノン

Matsuida1  富岡製糸場見学ついでに少し足を延ばし旧松井田町役場も見学してきた。建築関係者なら知る人ぞ知る白井晟一の設計になる庁舎でロケーションと丸い列柱のベランダを持つその姿から「畑のパルテノン」と呼ばれることもある。1955年の竣工であり庁舎としての機能は近くの松井田支所(松井田町は平成18年に安中市と合併)に移り現在は歴史資料館として使われていた。軽井沢などに行く折、近くにあるはずと気になっていた建物ではあるが場所がよく分からず今まで立ち寄ることはなかった。>インターネット検索は便利(^_^)v

 道路から見上げたシンメトリカルな屋根とベランダの旧役場は50年以上の歳月を経たとはいえ凛としたたたずまいで当時の「畑のパルテノン」という評もうなずけるものがある。50年前という時代を考えると畑の中に立つ小さなパルテノンがこの土地に与えたインパクトは大きかったに違いない。正面はほぼそのままの姿ではあるが脇や裏側には下屋や増築棟が設けられせっかくの姿を損なってしまっており残念。増築するのであっても同じ設計者が携わればこのような結果にはならないと思うのだが。何はともあれこの庁舎が取り壊されずその姿をとどめているのは設計者の端くれとしてうれしい。開館中の看板はでているのだがカーテンがしまっており照明も全く消されているのでどうやら土曜は閉館の様である。残念ながら内部を見る事は出来なかった。今度はついでではなく開館日時を確認してから来ることにしよう。

Matsuida3Matsuida4_2

 

 

 

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富岡製糸場へ

Tomioka1  群馬県富岡市にある富岡製糸場へ行ってきた。国策による明治初期の近代的生糸工場としても有名だが平成19年に世界遺産の暫定リストに記載されたことも重なり一般の人々にも結構知られているようである。私の住む野木からは国道125線経由で国道17号線を高崎方面に向かい、高崎市内の自衛隊前で左折し藤岡方面へ。254号線に入れば後は一本道なのでは藤岡市、吉井町経由で一路富岡へ向かった。約2時間で富岡市内へ入った。世界遺産登録に向けての布石なのかメインストリートは比較的道巾も広く電線の地中化ですっきりとした景観の街並みである。製糸場内には駐車場がないので少し離れた駐車場に車を止めそこから徒歩で製糸場へ向かう。土曜日のせいか見学者もかなり多く暫定とは言え世界遺産リスト登録の成果が表れているようである。ここで生まれたと言うガイドK氏の解説で見学が始まった。K氏の御両親、御祖父さんがこの製糸場で働いていたそうで子供の時のエピソードや歌など交えて1.5時間ほど場内を案内していただいた。

 フランス人技師の設計になる施設群は建築的にも大変美しくその保存状態もかなり良い。パンフレットによると建設の指導者はポール・ブリューナ、設計(パンフは製図工とあるが)はオーギュスト・バスチャンだそうである。建物群は140mの長さを持つ生糸を紡ぐ繰糸場の東西にこれまた104mという長さの繭倉庫がメインとなり附属の建物としてブリューナ館(ブリューナの住居として使用された)や女工館(女工に糸繰りの技術を教える為のフランス人女性教師の住居)他がある。繰糸場と繭倉庫の一部は内部も見学できるがそれ以外は外観のみの見学であり少し残念な思いがした。

 構造的には木材の骨組みによる木骨レンガ造となっている。30cm角の柱、それを挟むように挟み梁で構成される木造フレームと木造トラスの屋根架構、耐震壁と思われるレンガ壁で構成され内外部に木造構造フレームがあらわされた真壁造の建物である。真壁造と言うと和風建築を想像してしまうがこれは洋風の真壁造となっており美しく均整のとれた外観とともに大変興味深い構造であった。

Tomioka2 Tomioka3   上は正面の東繭倉庫入口

   左は東繭倉庫の内部(売店やビデオ等の施設が入っている)

   右は繰糸場の内部(屋根トラスが美しい)

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足尾銅山へ

Ashio0_2 Ashio1 Ashio2  昨日、3連休の中日と言う事で久しぶりにドライブに出かけた。国道50号線から桐生、大間々(現在はみどり市になったようだが)を経て国道122号線に入る。紅葉にはまだ早いが渡良瀬渓谷沿いのこの道は緑や紅葉を楽しむには絶好のルートだ。途中の東村(こちらも現在はみどり市になったようだ)にある富弘美術館までは2度ほど来た事があるのだがそれから先今回の目的地、足尾銅山方面にはまだ行った事がなかった。銅山自体は1973年に閉山となっており現在は観光や学習のための施設として展示や資料館が用意されている。左手に見える赤いアーチ橋を渡ってすぐ近くのところに足尾銅山の見学スポットである通洞口がある。大人1名800円の入坑券を買ってトロッコで坑内へ向かう。駅から通洞口まで(ここまでは外だから明るい)はゆっくりとした動きだが通洞口から暗い坑内へはスピードが上がりディズニーランドのアトラクション的な雰囲気。わずかな照明しかない真っ暗な穴の中が終点である。「えっ、こんな所で降りるの」と言う声が聞こえる。

  暗く狭く水の滴る坑内(9月中頃と言うのに寒かった)は当時の採掘の模様が江戸、明治・大正、昭和の順で再現されている。再現を見るとお昼のお弁当も坑内の休憩所で食べていたようである。ここで働いていた人たちの苦労がしのばれる。ちなみに坑道の総延長は東京から博多まで及ぶそうである。坑道見学コースの次が銅(あかがね)資料館につながっており、ここは坑内ではなく一般の歴史博物館のように展示パネルや模型など当時の模様が整理陳列されている。キャラクター「源さん」説明の歴史シアターはわかり易くて参考になった。ここを出ると明るい外部、トロッコで入った通洞口の傍に出る。別棟になっている鋳銭座という建物では江戸時代のお金(寛永通宝)の鋳造過程を働いていた人のフィギュアなどでうまく再現しておりわかり易く展示してあった。1時間くらいで見学を終え午後の1時近く。帰るには少し早いので少し足を延ばして日光、中禅寺湖方面まで行くことにした。(足尾も日光市内であるが)第一いろは坂まではスムーズに行けたが中禅寺湖畔手前ではさすがに渋滞していた。好天に恵まれた連休中日、湖にはボートがたくさん浮かんでおり行楽に来ている方で大賑わい。考える事はみな同じか。ここは通り過ぎるだけで日光へ来たときのいつものコース、戦場ヶ原を通り湯の湖まで足を延ばし林間のドライブを楽しむ。帰りは行きと同様中禅寺湖畔で渋滞、日光市内でもかなりの渋滞と連休を感じながらの帰途についた。

*銅のさび「緑青」は毒であると思っていたが今回の展示によるとそれは間違いとの事、目からうろこの思いであった。学校でそのように教えられ私自身そう思っていた。この事実は1984年にはNHKを始め新聞各紙でもニュースとして取り上げられていたそうな。

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龍王峡へ

Ryuo2_2  世間はお盆休みに入ったようだ。
しかし自営の設計事務所には世間のカレンダーは当てはまらない。
仕事のないときが休みである時はお盆も正月もない。そう言えるほど仕事があればいいのだが地方の建築業界は不景気の嵐が吹き荒れ、個人の弱小設計事務所は毎日が日曜日(^_^;)そんな中でもたまには気分転換。高くなったガソリン代を気にしつつ今日は世間並にお盆休みで愛車シビックでちょっとそこまで。
 高速道路は今日明日が渋滞のピークとか。渋滞状況を気にしながら一般道で日光方面へ向かう。我が家のある野木からは栃木市、鹿沼市を経由して例幣使街道を通る事にした。この杉並木は見事だ。日光へ向かう杉並木と言えば119号線の日光街道の杉並木が有名だが、こちらの並木も長さと杉の見事さでは負けてはいない。両側にそそり立つ杉のうっそうとした緑のトンネルを抜けていく感じが気持ちいい。途中の渋滞情報で日光市内神橋付近などはすでに渋滞が始まっていると言う。急きょ旧今市市内で進路変更して鬼怒川方面向かうことにした。別に温泉につかる予定もないので鬼怒川温泉はそのまま通過、龍王峡で一休み。ここは以前にも来たことはあるが駐車場が満車で駐車できずそのまま通過せざるを得なかったこともある。今日は大丈夫止められた。(お盆休みこんな所へ来る人はあまりいないのかな?)
 滝の見えるところまでスロープと階段を下る。ここで写真撮影。滝を見て、水音を聞いて、涼しい緑のなかでしばし休憩。
  さらに下れは川辺の岩場まで下りられるようだが後が大変なので私はここでUターンして上の駐車場まで戻ることにした。帰るには少し早いから一つ先の川治温泉まで足を延ばしてから元来た道、例幣使街道の杉並木を再び抜けて帰途へ。

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山縣有朋別邸へ

Yamagata  去年の今頃、那須にある旧青木別邸(現在は明治の森・黒磯として公開)の見学をしたが今回は我が家から向えば少し手前、矢板市内にある山縣別邸(現在は山縣有朋記念館として公開)を見学してきた。この建物は伊藤忠太の設計で当初は小田原の別邸古希庵内に建てられていたものが関東大震災で倒壊、翌年に嫡男伊三郎氏により現在の地に移築されたもの。渡り廊下で左右別棟に別れており色やデザイン、階高も違う事から向って左側は伊藤忠太の設計と思うが右側の棟は別の設計者かも知れない。

 外観は以前に写真で見た印象よりは小さく感じた。アプローチは本来の玄関と思われる所からは入れずその左側にあるテラスかサンルームと思われるところが記念館の入口兼受付となっている。入って正面は記念館として有朋公の資料や使用した品などが陳列されており右側の本来は玄関ホールと思われる所にはダイニングテーブルが置かれ見学者には美味しいエスプレッソ(だったと思ったが)コーヒーのサービスが受けられる。コーヒーをいただきながら室内を見渡すと有朋公のイニシャル「AY」をモチーフにアールヌーボー調のデザインが施された扉や曲線の美しい手摺を持つ階段など伊藤忠太のデザインがうかがえる。
 2階は当時使われていたのであろうか重厚感のあるアンティークな家具が置かれている気持ちの良さそうな空間(こちらが本来のリビングであろうか)となっている。1階とほぼ同じような間取りとなっており明るく開放感のあるサンルーム(1階入口の上)とリビング(1階記念館の上)が連続した形でつながっておりリビングからでもサンルームごしに那須の美しい緑が楽しめる。わがままを言えばここで美味しいコーヒーをいただきたいところ。この空間から有朋公が楽しんだのは小田原の景色だったかも知れないがサンルームの連窓に切り取られた那須の新緑はどんな絵画にも負けないくらい美しい。

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ちょっと日光へ

Nikko  宇都宮市郊外にリフォームの現場があるのだが監理のついでに、いい季節なのでちょっと日光まで足を延ばしてみた。どっちがついでかなどとは詮索しないで(^^ゞ。この時期、日光は紅葉狩りの名所としてTVの旅番組などでもよく取り上げられるので混雑を心配していたのだが平日とあって思った程の渋滞にも合わず比較的スムーズに東照宮のある日光市内から中禅寺湖まで抜ける事が出来た。第二いろは坂で中禅寺湖まで向かうのだが市内ではそれ程でもなかった紅葉も標高が上がるにつれて段々と色づいてくるのが感じられる。

 中禅寺湖からはさらに戦場ヶ原、湯の湖方面へ向かう。ここから先の紅葉はさすがに見事。湖面と周囲の山々の紅葉がとても美しく多少の渋滞気味の道中であったが、かえってゆっくりと紅葉を楽しむ事が出来て気にならない。途中に竜頭の滝や湯の滝など名所もあるのだがさすがに駐車場もいっぱいのようでここはパス。戦場ヶ原付近ではハイキングを楽しむ人々も多く見られ湯元温泉のある湯の湖まで途中の景色を楽しみながらのドライブであった。
 湯の湖は中禅寺湖のようには大きくはないが標高が高いだけあって紅葉もまた見事。落ち着いた自然環境の中を散策できる。湯元には温泉寺のそばに源泉があるのだが、その温泉を引いた無料の足湯を楽しむ事が出来る。ここでしばしの休息。
 帰りはつい最近無料開放となった霧降高原有料道路(元有料というべきか)をとおり大笹牧場へここでも少し休憩後、今市を抜けて帰途へ。

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旧青木家那須別邸へ

Ahoki  先月から今月の連休にかけては急な仕事で忙しい思いをしたが、それもようやく一段落した。少し時間が空いたのでちょっと一息、パートの仕事が休みで同じく暇なそうなかみさんを連れて日帰りドライブ。昼食を兼ねて先々週行ったばかりだが手軽にいける那須方面へ向かう事にした。
我が家のある野木からは高速を使えば那須まで2時間程度だが急ぐ旅でもないし、高速代分でお昼も食べられるので一般道で那須まで向かった。4号バイパスで宇都宮まで、そこからは4号線で那須方面へ向かう。ひたすら4号線でもかまわないのだがいつも同じではつまらないので矢板で30号線へ入り那須へ。いつもの見慣れた景色とは少し違うので同じ那須行きでも今日は少し新鮮。矢板付近では4号よりは信号が多いので時間がかかりそうだったが市内を抜けると水田や畑、山の緑が美しい風景が広がる。場所によっては新緑のトンネルも楽しめるし時間のあるドライブであればこのルートもいいかも知れない。

那須に程近い所だが少し手前に道の駅「明治の森・黒磯」という標識が見えた。行った事はなかったし、ちょっと休憩しようかと30号線を右折して道の駅に立ち寄る事にした。さほど大きな駅ではないのだが場所がら森の中にあり雰囲気はとてもいい。初めはわからなかったのだが、ここには明治時代にドイツ公使や外務大臣を務めた青木周蔵の那須別邸があり平成8年から10年にかけて解体復原工事がなされ、地元農産物の直売所やレストランとともにこの「明治の森・黒磯」として公開されている。道の駅になぜ「明治の森」とあるのかようやく合点がいった。偶然であったがせっかく立ち寄れたので旧青木家那須別邸を見学してきた。
外観はレトロな洋館、屋根は瓦棒葺のようだが遠くからだと外壁はパターン塗りの塗壁の様に見える。手の込んだ仕事をしているなと思い近づいて見ると塗壁ではなくスレート葺であった。(パンフレットによると人造スレートとあったが)結構大きな建物だが内部は各部屋ごとに仕切られており意外とこじんまりまとまっている感じを受けた。仕上も各室とも板壁にペイント仕上で統一されており外観から受ける印象よりは質素に見える。設計者は男爵、松ヶ崎萬長(つむなが)という人でドイツで建築を学んだとの事である。思ったよりも簡素に感じるのはドイツ流の質実剛健さなのであろうか。一部にアクリ板で壁体内の構造を見せていたが太い筋違がトラス状に組まれており構造的な剛強さが感じられる。3階の小屋裏は危険がある為との事で見学不可だったが、パンフレットを見た限りではマンサード屋根の空間を生かした構造美の空間で是非見ておきたいと思ったが、これは残念。
 もし那須方面にいかれることがあれば一度立ち寄ってみたらいかが。建築に興味がある人だったら一見の価値有りです。

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イタリア大使館別荘へ

Itaria  今日は地盤調査の立会いを兼ねて日光まで行ってきた。我が家からは約2時間の行程であるが日光、鬼怒川方面は既に何度か足を運んだことがあるのでさほど遠くは感じない。中禅寺にある立木観音の拝観のついでに近くにあるイタリア大使館の別荘を見学してきた。以前から湖畔にこの別荘があることは知ってはいたのだが機会が無く今回が始めての見学である。

 素朴な感じのする杉皮の市松模様の外壁はいかにも外国人の見た日本のイメージを表現するものかと思っていたのだが、はたして設計者はアントニン・レーモンドであった。(いかに自分が不勉強か恥ずかしくなった)内部にあってもこの杉皮が仕上材として壁や天井に色々とデザインを施し使われていた。ある意味では日本人以上に日本的なデザインマインドを感じた。素材の扱い方や建具の使い方など西洋的で日本的な内部空間はやさしさに満ちており、どこからもワイドスクリーンの映画のように中禅寺湖が一望出来る。パンフレットによると昭和3年に建てられたとの事であるが、古めかしさは感じられない空間の質である。(近年改修、復元された事を差し引いても)洋の空間と和の空間が見事に融合された優しく、そして美しい空間であると思う。

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遠山記念館へ 6)

Tomihiro6  遠山記念館は設計者として日本の住いを考える上では色々な意味で教科書的な作品であると思う。ディティールに目を向ければ、そこここにカメラを構えるほどに見るべきところは多い。今回はまとめとしてこの記念館に併設されている美術館にふれて見ようと思う。ここにはオーナーの遠山元一氏のコレクションが納められている。私が見学した時には中南米の陶器類や美術品などが展示されていた。(展示品は時々入れ替えられるようであるが)

 パンフレットを見て気が付いたがこの美術館の設計は今井兼次である。私自身、今井兼次の作品を直接目にするのは今回が始めてだ。今井兼次と言えばガウディが引き合いに出される2本の尖塔のある日本二十六聖人記念聖堂 聖フィリッポ教会を思い出すが、なるほどそう言われて見ると(全体に抑えられた感じでまとめられてはいるが)確かに今井兼次風のディティールが見て取れる。用途や規模からして前記教会ほどのインパクトは感じられないが、予期せずこの地で今井兼次の作品に出会うとは記念館の印象とともに2度びっくりさせられた。

*写真はエントランス部分(内部は撮影禁止の為)

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遠山記念館へ 5)

Tohoyama5  西棟和室からの眺め。石張り(敷瓦?)の土間が庭園のある東、南の2方向に設けられており広々とした開放感、内外の一体感が感じられる巨大なピクチャーウィンドウ。接地性の高い土間空間と庭園の美しさに惹かれ思わず外に出たくなる。

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遠山記念館へ 4)

Tohoyama4  西棟のトイレ。漆喰にベンガラを混ぜてあるのだろうか、壁は朱に塗られている。数奇屋づくりの建物であるが大胆な色使いに驚かされる。そういえば桂離宮でも白と青の市松模様の襖があったっけ。数奇屋といってもただわびさびの世界に埋没するのではなく一寸光るものがある方が面白い。
大胆素敵な色使いに脱帽。

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遠山記念館へ 3)

Tohoyama3_2   これは中棟から西棟への渡り廊下にある無双の腰窓のある障子。採光と通風、換気を併せ持った先人の知恵。波打つような無双のデザインも美しく完成度の高さを感じる。
*格子状スリットを持つ2枚の板戸で作られた無双窓は最近ではほとんど見られなくなってしまったが明ければ通風が取れ閉めれば光をさえぎり雨戸のような役割をもつ。   

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遠山記念館へ 2)

Tohoyama2  写真は東棟の内玄関につづいた18疊の座敷。表玄関の方は接客を考えているのであろうか少し格式ばった感じ、この内玄関は丸太の小屋組みを大胆に表わしにしており農家の土間の雰囲気を持った囲炉裏のある座敷となっおり神棚も祭られている。実生活でも茶の間として使われていたのであろうか。小屋組み表わしの土間との連続感を出しているのか座敷の天井もかなり高くボリューム感のある空間である。   

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遠山記念館へ

Tohoyama1 昨日は遠山記念館に行った。実のところ別の見学会があり八王子まで行った帰り道に衝動的にで立ち寄ったもの。場所は埼玉県の川島町、川越市と桶川市の間に位置する。以前からこの記念館の存在は承知しておりいつでも行けるという思いから今まで訪れたことは無かった。道沿いにある案内の立札が気になり2本目の案内札の誘惑にかられて立ち寄ってしまった。

 予定外の見学の為、何の予備知識も無しに訪れたものだがその密度、完成度の高さに驚いた。こんな田舎町(失礼。m(__)m 私の住む野木の方がもっと田舎ですが)にこのような建物があるなんでまったく予想もしていなかった。ここは日興證券創立者の遠山元一氏が氏の生家を再興したもので母親の住まいとして2年7ヶ月を費やし昭和11年4月に竣工したものである。東棟、中棟、西棟の3棟を渡り廊下でつないだ形式を取っている。各棟はそれぞれ特徴をもち、表玄関のある東棟は豪農の館の雰囲気、中棟は書院造り、西棟は京風の数奇屋づくりである。全部で約延べ211坪、見学できるのは1階のみであるが1階だけでも百数十坪の大邸宅であるから、建築関係者には見ごたえ充分。
 民家、書院、数奇屋の教科書のような建物で幸いにも他の見学者もほとんど無く写真を撮りまくって帰ってきた。

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芦野温泉へ

Ashino_2 先日、那須にある芦野温泉まで行ってきた。那須で温泉と言えば那須温泉が有名だが東北自動車道を挟んだ反対側にこの芦野温泉はある。今回の目的は風のうわさで芦野温泉の建物が高須賀晋さんの設計であると聞いたからである。高須賀さんは最近はあまり雑誌にも登場されないようであるが住宅、それ以外の建物でも木造の軸組みを美しく見せた建物をいくつも設計されている方である。私自身も少なからず影響を受けているし同じ県内に高須賀さんの作品があるのであれば是非とも見てみたいという思いが募りハンドルを握った。

 国道294号線を北上、道の駅「伊王野」を通り過ぎもう少し行った所で左折、そこから程近いところに芦野温泉は在った。ホテルやテニスコートなども併設されておりシーズンはお客さんも多いのであろうか。温泉棟は確かに高須賀流の深い軒の出で高須賀建築を思わせるものであった。ホテル棟もそれなりに美しいと感じたがそれ以外の建築(宴会施設?・クラブハウスなど)については見学する意欲は湧かない。温泉に浸かりながら内部も見学するつもりで行ったのだが日帰り入浴1500円/人だそうで財布と相談の結果、温泉棟も外からの見学にとどめ芦野温泉を後にした。
 余談だが帰りに立ち寄った道の駅「伊王野」で買ったプラムは甘くてとても美味しかった。農産物が結構お安く買えるようです。水車で挽いた水車そばも名物のようで近くまで行くようなことがあれば一休みされてはいかが。
*注 確認はしていませんが温泉棟以外は高須賀さんの設計では無いと思います。(作風があまりに違いますから)

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平家の里へ

Heike_2  昨日、栃木の秘湯、湯西川温泉に行ってきた。温泉といっても湯治が目的ではなく気軽な日帰りドライブの小旅行である。同じ県内でも鬼怒川や川治、塩原などの温泉は比較的交通の便が良い為訪れたことがあるのだが湯西川温泉だけはいまだ訪ねたことがなかった。かつては栄華を極めた平家の落武者の里といわれている所なのでどのような雰囲気のところか興味も有ったが川治からさらに山奥に向かって車で30分以上はかかる道のりである。

 山中を走れどなかなか目的地には着かず結構遠いなと言うのが第一印象。途中にある方面を示す看板を頼りにようやく湯西川温泉に到着した。途中の景色や距離から行ってかなりひなびた所を想像していたのだが、多くはないが鬼怒川、川治に負けないような立派な温泉旅館や温泉場らしい町並みも在り思ったよりも整備されている印象である。「平家の里」と言われる落武者たちの生活を再現(?)した茅葺の民家群(8棟位だったような)が庭園と共に美しく再現されており見学してきた。観光用にきれいに整備され過ぎており民具なども展示されてはいるが生活感はあまり感じられない。山奥での実際の生活は遥かに厳しいものだったろうと想像する。当日はあいにくの小雨であったが、観光客も少なくかえってしっとりと落ち着いた雰囲気で見学できた。湯西川温泉という山奥まで湯治に来たのであれば一見の価値はあると思う。

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富弘美術館へ 2)

当日は大勢の小学生たちがバスで見学に来ており少し落ち着かない雰囲気もあったが、氏の詩画を前にすると前回感じたような感動が再びよみがえってくる。新美術館になって規模も大きくなり展示内容も見直されたのだろうが、ビデオ映像の中に電動車椅子に乗る氏の姿が映し出され、思い出や故郷、東村の四季を語るその声を聞くことができてより親近感を覚えた。

 展示室を一巡りするとロビーに戻ってくる。ここはエントランスホールも兼ねており見学者の休憩場所にもなっているのだが、外部には接していないのでデパートの中の休憩コーナーのようでざわついており落ち着かないしくつろげない。もちろん草木湖が望めるロケーションの良い場所に休息コーナーはあるのだが一番人の多いロビーとは少し離れておりここで休息を取っている人はあまりいなかった。
 外部にたがわず内部もまたモダンで斬新なデザインが貫かれている。無機的な仕上げが多いように感じた。仕上材の選択、ディティール、空間の質感など壮年(?)の域に入った私にはもう少しやさしさが欲しいように感じたが富弘氏の作品を引き立てるための設計者の深い読みかも知れない。絵や詩の好きな人、建築が好きな人は是非一度訪れる価値のある美術館である。

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富弘美術館へ 1)

 Tomihiro1 昨日、富弘美術館に行ってきた。別段目的があった訳ではなく車検の代車がほとんど新車で私のシビックより快適。ちょっとしたドライブのつもりで取りあえず50号線を前橋方面へ向かった。新緑を楽しむつもりで渡良瀬渓谷鉄道のある大間々方面へ進路変更、結果的には群馬県東村にある富弘美術館を訪ねることになったもの。

 ここは以前に一度来たことがある。星野富弘氏がどんな人なのか、どんな絵を書くのかはまったく知らずに下調べもしないままに見学することになったのだが、結果的にはそれが良かった。氏の詩画には本当に感動を覚えた。今回は二度目の訪問であるのだが美術館は新しく建て替えられているはずでそれを期待しての見学である。
 この新しい美術館は設計コンペで話題になったヨコミゾマコト氏(なんでカタカナなんだろう?)の作品である。氏の作品を直接目にするのは今回が初めてであり富弘氏の詩画と共に美術館そのものも楽しみであった。以前は確か2階建てだったと思うが新美術館は平屋建てで階高も抑えられている。エントランス付近のアプローチからの眺めは低く地を這うようなモダンデザインが印象的であった。大小の円形の部屋を組み合わせシンプルな四角い箱に納めたような斬新なプランが特徴の新美術館であるがまさにその通りに完成していた。オープンして間もないこともあり案内の方が沢山いるので順路に迷うことはなかったが、流れのわかり難そうなプランではある。同業者としてつまらない所に目がいってしまう。円形の部屋と部屋の間の空間はどうしているのだろうと思っていたが、そこは埋め殺すのではなく外部空間であった。ただ極めて小空間であり中庭とするほどでもない空間であり展示室側にガラスブロック風の小さな丸窓がいくつか明けられおりそこから覗けるようになっている。 つづく・・・

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